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第2部 一章【ジンギ!】その3 第二話 神の扉

작가: 彼方
last update 게시일: 2026-03-11 21:37:35

18.

第二話 神の扉

(まずは一服してから行くかー)

 買ったタバコをその場で開封してタバコ屋の横にある喫煙スペースでさっそく1本火をつける。

「…………ふーーー……やっと吸えた」

 そこへ1人の女性がやって来た。

「セブンスターのボックスください」

「はいよ、蘭ちゃん。今日も打っていくのかい?」

「もちろん!」

「そこにいるイケメンの兄さんも麻雀するみたいだよ」

「えっ、あー。あなたこないだのイケメン…… ジンギさん、だっけぇ?」そう言うと蘭も喫煙スペースに移動してタバコに火をつけた。

「そういうアンタは蘭とか言ったっけ。奇遇だな」

「今からそこ(麻雀)行くのぉ?」

「ああ」

「私もなの。同卓になるといいねぇ♪」

「そうだな…… っし、行くか」そう言うとジンギはタバコを灰皿に捨てた。

「待ってよ、私も行くからぁ」

「別に一緒に行くことないんだ。ゆっくり吸ってればいいだろ」

「そりゃ、そうだけど…… つれないわねぇ」そう言って蘭もパッとタバコを捨てた。

(もったいねえ、まだ長いのに)

 タバコ屋の横にある階段に『2F麻雀いろは』と書いてある。

ギシ…ギシ…ギシ…

 歩くたびに軋む階段を2人で登る。2階に到着すると鉄扉に『Open』という札が吊るしてあった。

「この扉がね、重いのよ。引いて開けるだけなんだけど」

 蘭はノブに手をやり少し回して思い切り引いた。

「んっっっ!! …………ね。あかないの。だから一緒に行って開けて欲しくて」

「どれ……ンッッ!!」

ガキイイーーン!

「あいたぞ、確かに重かったな」

「さーすが、男の子~!」

「いらっしゃいませ! あ、蘭ちゃんいらっしゃい! そちらの方は?」

「こちらはジンギくん。私の連れ。同卓希望で!」

「おい、いつ連れになったんだ」

「いーからいーから、一緒に麻雀しようよぉ」

「……まあ、いいか」

 店内には大三元やら四暗刻やらと達成した役満とそれをやった人の名前が貼られていた。

大三元:神戸様

四暗刻:神戸様

国士無双:新田様

国士無双:神戸様

四暗刻単騎:神戸様

地和:渡辺様

小四喜:神戸様

国士無双:小野寺様

大三元:神田川様

など壁にずらりと並んでいる。

(コウベってやつがすげえな。ん?)そこでジンギはピンときた。

(コウベ? 神の戸? もしかして……コイツが神の扉なのかも…… この役満和了りまくってる奴を倒して強くなれとか、そう言うことじゃねえのか?)

「ジンギさまいらっしゃいませ。蘭さんのお知り合いということで、同卓出来ますのでお待ちください。それではルールの説明をさせていただきます」

────

──

「……以上になります。これ以外でゲーム中不明な点がありましたらその都度スタッフにご質問ください」

 そう言ってスタッフは卓におしぼりを用意した。新しい卓を立てるようだ。

「それではゲームお待ちの『ジンギ』さん『カンベ』さんお待たせ致しました!」

「カンベ?」

「ん? あたしのことよ。あたし、神戸蘭(かんべらん)」

(コイツかよ!)

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